オラクルカードはタロットカードに比べて危ない、と聞いたことがあるかもしれません。
タロット占いにはタロットカード以外もオラクルカードが使われることが一般的です。
では、なぜ危ないと言われるのでしょうか。
そこで、今回はオラクルカードの危険性を紹介します。

七星 飛鳥
(ななつぼし あすか)
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「ななつぼし あすか」です。
過去に不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
オラクルカードを使うのは危ない?
オラクルカードを使うのは危ないと言われる理由は、下記のとおりです。
- オラクルカードの創始者がやめた
- ネガティブなカードが少ない
- 制作者の意図が強く反映される
- カードの意味が固定されていない
- オラクルカードに依存しすぎる
オラクルカードの創始者がやめた
オラクルカードの創始者であるドリーン・バーチューはオラクルカードの制作に携わってきた第一人者ですが、スピリチュアル系をやめた(引退)したことを気にしている方もいます。
ネガティブなカードが少ない
オラクルカードの特徴として、ネガティブな意味のカードが少ないことがあります。一見、良さそうにも思えますが、逆に誤解を生みやすくさせる原因にもなります。
制作者の意図が強く反映される
タロットカードはカードの絵柄がほぼ同じで、登場してくる小物も決まっています。
一方、オラクルカードはデザインが自由なので、動物から天使までと多種多様です。そのため、その図柄は制作者の意図が強く反映されているとも言えます。
カードの意味が固定されていない
ウェイト版タロットカードはカードの意味が固定されていて、誰が意味をとろうとしても共通した認識があります。
一方、オラクルカードは意味が固定ではなく、直感で解釈するため、占い師の影響を大きく受けることになります。
オラクルカードに依存しすぎる
「カードがないと決められない」という状態になると、本来の直感や判断力が鈍る可能性があります。
あくまで参考の一つとして活用するのが大切です。
オラクルカードとタロットカードはどちらがいい?
オラクルカードとタロットカードはどちらがいいか、まずは2つの違いを比較しました。
オラクルカード | タロットカード | |
---|---|---|
起源 | 19世紀から20世紀頃 | 14世紀末から15世紀頃 ウェイト版は20世紀~ |
使用枚数 | 自由 | 78枚 大アルカナ22枚 小アルカナ56枚 |
デザイン | 自由 | ほぼ同じ |
意味・解釈 | 制作者の意図あり | 一般的に固定 |
上記のように、タロットカードは固定されたカード構成(大アルカナと小アルカナ)に特定の意味が割り当てられています。
一方、オラクルカードはこれに比べて自由なカード構成であり、テーマやデザインも多様です。
特に、オラクルカードはタロットカードと比べて制作者の意図が重要であるため、意味や解釈も影響を大きく受けやすいでしょう。
ただ、オラクルカードとタロットカードはどちらがいいかは、その人に合っているかどうかです。もし、これからタロット占いを始めるなら、タロットカードからが一般的でしょう。
初心者におすすめのオラクルカード
初心者におすすめのオラクルカードは「エンジェルアンサー オラクルカード (ラドリー版)」です。

カードの枚数は全44種とオラクルカードの中でも少なく、リーディングしやすいのが魅力です。初心者であれば日本語解説書付きがおすすめです。
オラクルカードのよくある質問
オラクルカードのよくある質問をまとめてみました。
オラクルカードはなぜ当たる?
オラクルカードはなぜ当たるのかは、占い師のスキルに左右されます。特に気持ちを代わりに伝えているのがオラクルカードの特徴でもあるので、優秀な占い師ほどよく当たります。
オラクルカードに霊感は必要?
オラクルカードに霊感は必ずしも必要でありませんが、タロットカードと比べて解釈が自由なので、霊感が強い人には向いているカードです。
オラクルカードと低級霊の関係は?
オラクルカードは一種の降霊術と考えられ、低級霊を引き寄せるので危険と言われる場合もあります。あくまでも考え方のひとつなので、気になる方はカードの浄化を行いましょう。

まとめ:オラクルカードの5つの危険性
今回のコラムでは「【オラクルカードの危険性】なぜ危ない?タロットカードとの違いとは」を紹介しました。
結論として、オラクルカードの5つの危険性は、オラクルカードの創始者がやめた・ネガティブなカードが少ない・制作者の意図が強く反映される・カードの意味が固定されていない・オラクルカードに依存しすぎる、です。
タロットカードとオラクルカードの違いを知って、占う内容によってカードを組み合わせて使うのも方法のひとつです。