「タロット占いは覚えてはいけない?」
「覚えないほうがいい理由は?」
タロット占いを学ぶ時に、「覚えてはいけない!」と読み聞きしたことがあるかもしれません。
そこで、今回、タロット占いで覚えてはいけない理由を紹介します。

きぷお
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「ぷきお」です。
過去に不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
タロット占いは覚えてはいけない?
タロット占いは覚えてはいけないわけではなく、意味を完全に覚えないことを表しています。
意味を完全に覚えようとして苦労されている人もいらっしゃるかもしれませんが、占い上で後で困ることになるかもしれません。
例えば、解説本に書かれている解釈は著者によっても大きく異なり、本当に意味とは存在しないためです。タロットカードの意味を丸ごと覚えようとしてしまうと、危険です。
では、次になぜタロット占いの意味は覚えてはいけないのかを紹介します。
意味を完全に覚えてはいけない理由
タロット占いで意味を完全に覚えてはいけない理由は、解釈がパターン化してしまう・解説本によって解釈が異なる・直感や洞察力が磨かれない、からです。
- 解釈がパターン化してしまう
- 解説本によって解釈が異なる
- 直感や洞察力が磨かれない
解釈がパターン化してしまう
タロットカードの意味を全て覚えてしまうと、カード解釈がパターン化してしまう恐れがあります。それならアプリで占うのと同じですよね。
もちろん、タロットカードの意味がまったくいならいというわけではなく、カードの絵柄から得られるイメージをつかむということが大切です。
解説本によって解釈が異なる
解説本によってタロットカードの解釈が異なるので、一つの解釈だけを覚えてしまうと、考え方が偏ってしまうことも。
もし解説本を頼りにするにしても、自分に合った解釈なのかどうかです。できれば複数のタロットカードの解説本を比較することも必要です。
直感や洞察力が磨かれない
タロット占いの本質は、占う側の直感や洞察力でカードの解釈を行うことです。意味を固定化してしまうと、その本質が失われることになります。
タロット占いでは繰り返し練習していると、受け取り方が異なることがあります。そういった受け取り方が、その人のスキルにもつながるでしょう。
初心者向けタロット占いの覚え方
初心者向けタロットカードの覚え方は、ノートに書いてまとめて覚える・タロットのストーリーで覚える・あだ名やニックネームで覚える、の3つです。
- ノートに書いてまとめて覚える
- タロットのストーリーで覚える
- あだ名やニックネームで覚える
ノートに書いてまとめて覚える
タロットカードを覚えるには、ノートに書いて自分でまとめるのが基本です。ただし、解説本の意味をまとめるのではなく、絵柄のイメージや特徴的なポイントを書くべきです。
意味だけを書いてしまうと、解説本などに引っ張られて直感が働きにくくなります。描かれている小物や自分の表情や向き、などを特徴的な象徴だけをまとめることが大切です。
タロットのストーリーで覚える
タロットカードを覚えるには、ストーリーを考えて覚えるのも方法のひとつです。例えば、若者が旅に出ているのであれば、何を話しているのかや、どこに向かうのかをイメージします。
なかにはカードの意味だけを覚えようとして苦労する人もいますが、スートリーとして絵柄を覚えるほうがより印象に残りやすくなります。意味は最低限のものだけ覚えてましょう。
あだ名やニックネームで覚える
タロットカードを覚えるには、カードごとに”あだ名”や”ニックネーム”をつけるのもいいでしょう。例えば、「愚者」のカードであれば”自由人”や”旅人”などです。
これはラベリングに似た名づけの効果を持ちます。カードからイメージすることを言葉に置き換えることによって覚えやすくなります。
タロット占いで覚える時のコツ
タロット占いで覚える時のコツは、下記のとおりです。
- 眺めて一気に終わらせる
- 逆位置を同時に覚えない
- 共通点を見つけてみる
眺めて一気に終わらせる
初心者がタロットカードを覚える時の問題点は、最後まで終わらないこと。78枚もあるので、途中でまとめるのも挫折してしまいがちになります。
まずはカードを眺めるだけでいいので、一気に終わらせて一巡させることを心がけることが大切です。一巡すると、なんだか全て分かったような自信が付きます。
逆位置を同時に覚えない
タロットカードには正位置と逆位置がありますが、同時に覚えるのはやめておきましょう。最初は正位置の意味だけ覚えて、逆位置は同時に覚えないようにします。
理由は、上記の一気に終わらせることにつながりますが、逆位置まで考えると一巡するまで時間がかかる上に、混乱することにもなります。まずは、正位置のみから覚えましょう。
共通点を見つけてみる
タロットカードごとの共通点や相違点を見つけてみるのも覚えやすくなる方法のひとつです。それは単に数字や意味の違いだけではなく、小物の違いや人物の顔の向きなどです。
例えば、共通するエレメント(水・火など)であったり、同じような意味でも解釈やテーマに違いがあったりします。それらをノートにまとめると理解が進みやすくなります。
初心者向けタロット占いのやり方
最後に、初心者向けタロット占いのやり方を紹介します。
初心者が揃えるもの:タロットカード
最初に78枚の「ライダー・ウェイト版」のタロットカードを用意します。
その他にもオラクルカードなどカードの種類は色々とありますが、まずは初心者であれば解説書が豊富なカードから始めましょう。
次に、カード以外には個人的にはタロット占いをする上で下記のものは必須ではありませんが、気になるものがあれば準備してみましょう。
- 布(クロス)
- 音叉
- ヒーリングミュージック
- アロマ
- パワーストーン
- 盛り塩
実は、多くのタロット占い師は「気の流れ」や「音や香り」などをカードや場を清めて整えると、よりよいリーディングにつながるという考え方もあります。
そういった意味でも、タロット占いに慣れてきたら、リーディングをよりスムーズに進めるためのグッズの準備も検討してみましょう。
タロット占いの質問例
タロット占いで聞くこと(質問の仕方)を決めます。質問の仕方は、より具体的に聞くことが大切です。
タロットカードの引き方
タロットカードを何も置かない机の上にカードを束ねて置きます。カードを傷つけないようにクロスを敷くこともできますが、必須ではありません。
カードをシャッフルする際は、床に置いて普通に混ぜるだけで構いません。何回重ねて混ぜるかは自由です。
タロットカードの並べ方
タロットカードを並べる際、質問に合わせて配置(スプレッド)しますが、さまざまな並べ方があります
1枚引きはシンプルですが情報量が少なく感じることも。まずは初心者には3枚引きがおすすめです。これは過去、現在、未来を表す基本的なスプレッドです。
タロットカードの読解
タロットカードが並べられたら、それぞれのカードの意味を解釈しましょう。ライダー・ウェイト版の解説書やインターネットのリソースを活用してカードの意味を理解します。
カードの配置や組み合わせにも注意を払い、質問に対する洞察を得るためにリーディングを行います。
以上がタロット占いの基本的な手順です。練習と経験を積むことで、タロットカードをより効果的に使用できます。
タロットの勉強法でよくある質問
タロット占いの勉強法でよくある質問をまとめてみました。
タロット占いは独学だと怖い?
タロット占いを独学で学ぶと怖いと言われることもありますが、それは解釈の間違いによって不安や恐れを増幅してしまうことがあるからです。
なので、独学でも問題はありません。ただ、占いを深夜にすることや繰り返し何度も同じ質問を占うのはやめておきましょう。
タロット占いやりすぎるといけない?
タロットカードをやりすぎると、逆効果になる・依存しやすい・タロット占いばっかりを見るという危険なことも。やめたほうがいい事も把握しておきましょう。
タロット占いのからくりは?
タロット占いのからくりは、占い師が誰にでも当てはまるようなことを言っている、相談者からリーディングの結果に実例をあてはめている、とも言われています。
まとめ:タロット占いで覚えてはいけないこと
今回のコラムでは「【禁】タロット占いは覚えてはいけない?やってはいけないこと」を紹介しました。
タロット占いは覚えてはいけないわけではなく、意味を完全に覚えようとはしないほうがいいということを表しています。それの理由は、解釈がパターン化してしまう・解説本によって解釈が異なる・直感や洞察力が磨かれない、からです。
