タロット占いは、カードの解釈以上に質問の仕方で大きく変わります。初心者だと聞き方によっては当たる・当たらないで安定しません。
ただ、「何度も同じ質問をしてしまう」「当たる聞き方はあるのかな?」と悩んでいる人も少なくありません。
そこで、今回はタロット占いの質問の仕方だけでなく、当たる聞き方のコツを初心者向けに紹介します。
NG質問の実例加えて、恋愛・仕事など状況別の質問例もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ただし、タロット占いで「当たる質問」とは未来を100%言い当てる質問のことではありません。
分の状況や悩みがカードに反映されやすく、そこから具体的な気づきや行動のヒントを受け取りやすい質問のことです。

七星 飛鳥(ななつぼし)
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「七星飛鳥」です。
過去に貴船神社(きふねじんじゃ)で不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットに出会って、恋愛・人間関係・仕事のご相談を中心に色々なお悩みに寄り添ってきました。
ただ、過去の私と同じように、タロット占いを始めたい、リーディングを向上したい、という方も多くいらっしゃると思います。
そういった方に向けて、タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
なぜタロット占いは質問の仕方が重要か?

タロット占いは、質問の仕方によって出てくるカードの解釈や占いの精度が大きく変わります。
曖昧な質問に対しては曖昧な回答しか得られません。また、具体的な時期や、1回で複数の質問も適していません。
質問の立て方を知って、誰が、何について、いつまでにという点を具体的にすることで、カードが示すメッセージを正確に読み取りやすくなります。
ただし、ご相談者さまが適した質問をしてもらえるわけでありません。
そこは占い師がカード自体で答えやすい結果を対話しながら質問を決めていくことが求められます。
タロット占いで当たる聞き方のコツ

タロット占いで当たる聞き方のコツを紹介します。
ただし、「当たる」と表現しましたが、必ずしも100%当たるというわけでありません。その方向性が見えるかどうかなので注意しましょう。
オープンクエスチョンを使う
「Yes/No」で終わる質問(クローズドクエスチョン)より、「どうすれば」「何が」という開かれた質問の方が、カードの意味を深く読み取れます。
| NG質問例 | 彼と復縁できますか? |
| 解説 | 2択の質問は解釈の幅を狭めて、単純化されてしまう |
| OK質問例 | 彼との関係を良くするために、私にできることは何ですか?など |
主語を自分にする
他人をコントロールしようとする質問より、自分の行動・心構えに焦点を当てた方が実用的な答えが出ます。
| NG質問例 | 彼は私のことをどう思っていますか? |
| 解説 | 相手の気持ちを質問した場合でも、結果を聞いて自分がどう感じるかが重要 |
| OK質問例 | この関係で、私が意識すべきことは何ですか?など |
曖昧を避けて具体的にする
曖昧な質問は曖昧な答えしか引き出せません。時期・状況・対象を絞り込むと、リーディングの精度が上がります。
| NG質問例 | 仕事はうまくいきますか? |
| 解説 | 対話の繰り返して曖昧な質問から具体性を持たせた質問を促す |
| OK質問例 | 今のプロジェクトを成功させるために、今週注意すべき点は?など |
「なぜ」より「どうすれば」
「なぜ」は過去への分析、「どうすれば」は未来への行動を引き出します。
| NG質問例 | なぜ事業に失敗したのですか? |
| 解説 | 「なぜ」という理由は適さない。カウンセリングとの違い |
| OK質問例 | どうすれば事業をよくできますか? |
1つの質問は1つのテーマにする
ご相談様は無意識に多くの質問を投げかけてくることがあります。一問一答を意識するような質問に変えていきます。
| NG質問例 | 転職はうまくいきますか?もしダメならどうすればいいですか? |
| 解説 | 1回につき1つの対象・1つのテーマ・1つの時点に絞る |
| OK質問例 | A社に転職した場合どうなりますか?など |
タロット占いが当たらない質問の仕方
タロット占いが当たらない質問の仕方を知っておくと、なぜ解釈の精度が悪いかが分かります。
抽象的で漠然とした質問
タロット占いで抽象的で漠然とした質問は、解釈の精度を落とす原因となります。
| NG質問例 | これからの人生どうしていけばいいですか? |
| 解説 | 抽象的な質問は対象が広く、具体的に質問に絞ることが望ましい |
| OK質問例 | これからの人生のなかで仕事は今のままでいいですか?など |
複数の質問を1度に聞く
タロット占いで複数の質問を1度に聞くことも、解釈の精度をさげます。
| NG質問例 | AとBとCがあって、DとEも迷っている。どれがいいですか? |
| 解説 | 複数の質問の場合は、1つ質問をシンプルにすることが望ましい |
| OK質問例 | AとBはどちらがいいですか?など |
YES/NOだけで答えを求める質問
タロット占いでYES/NOだけで答えられる質問(クローズド質問)は適さず、逆に自由に回答できる(オープン質問)のほうが適しています。
もちろん2択で占うこともできますが、より深い解釈を得るには個別に占うほうが望ましいでしょう。
| NG質問例 | AとBはどちらがいいですか? |
| 解説 | 2択質問のような一元的な解釈よりも、柔軟な回答できるほうが望ましい |
| OK質問例 | Aのために何ができるか?など |
時期をピンポイントで当てる質問
タロット占いでは1~3ヶ月、長くて1ヶ月先を見通すものなので、具体的な時期を予測する質問は適していません。
| NG質問例 | 結婚はいつできますか? |
| 解説 | 時期を予測するよりも、きっかけやサインを聞く方が望ましい |
| OK質問例 | 結婚のタイミングを見極めるサインは?など |
数年後など遠い未来についての質問
タロット占いで数年後についての質問は、期間の問題で対応ができない場合があります。
| NG質問例 | 3年後に結婚しようと思っています。結婚できますか? |
| 解説 | 基本1~3ヶ月先が対象とされているので、短い期間の方が望ましい |
| OK質問例 | 3ヶ月以内に結婚できますか?など |
【状況別】NG質問例とOK質問例
タロット占いで、恋愛・仕事&転職・金運・人間関係・人生全般の状況別NG質問例とOK質問例だけでなく、その意図を解説します。
恋愛の質問例(NG例とOK例)
タロット占いで恋愛について質問するポイントは、今の状況に合わせて聞くことが大切です。例えば、片思いなら相手の気持ちやアドバイスなどです。
特に恋愛では「付き合えますか?」「結婚できますか?」に意識が向きがちですが、「付き合うためにどう動けばいいか」と尋ねることです。
| NG質問例 | 彼は私と結婚する気がありますか? |
| 解説 | 相手の気持ちや未来の結果だけに依存すると、受け身になります |
| OK質問例 | 結婚するのに今の私が意識するとよいことは?など |
仕事・転職の質問例(NG例とOK例)
タロット占いで仕事や転職について質問するポイントは、自分自身の現在の状態や、選択肢ごとの未来を比較する質問が適しています。
例えば「向いている仕事は?」よりも「今身につけるべき意識やスキルは何ですか?」や「転職前と後の見通しはどうですか?」などです。
| NG質問例 | 今の仕事を辞めて転職すべきですか? |
| 解説 | 「Yes/No」で答えを委ねると決断力が育ちません |
| OK質問例 | 転職したた場合と、今の職場にとどまった場合の展開はどうなりますか? |
金運の質問例(NG例とOK例)
タロット占いで金運について質問するポイントは、宝くじなどの一獲千金や他力本願を期待するのではなく、自分が行動できる内容を聞くことです。
「お金が入るか」ではなく「豊かさを得るためにどう使うか・動くか」を問うことで、自分の行動や習慣を見直して金運を引き寄せます。
| NG質問例 | 宝くじに当たって金運は上がりますか? |
| 解説 | 神頼みや他力本願な質問は適していません |
| OK質問例 | 宝くじが当たるような行動はありますか?など |
人間関係の質問例(NG例とOK例)
タロット占いで人間関係について質問するポイントは、理由を問うよりも、次につながる行動を聞くことです。
人間関係で質問の多くは、不満や不安の内容がほとんどです。そこに否定的な意味が組み込まれて解釈が引きずられやすくなります。
| NG質問例 | あの人はなぜ私に冷たいのですか? |
| 解説 | 相手の不満を探るだけでは解決しません |
| OK質問例 | 良好な関係を築くためにできることはありますか?など |
人生全般の質問例(NG例とOK例)
タロット占いで人生全般について質問するポイントは、漠然とさせずに具体的に1つ1つ確認するように聞くことです。
「人生」といっても、学校・結婚・仕事など対象なる範囲が広すぎて、解釈も曖昧にならざるを得ません。時間はかかりますが、1つ1つ質問しましょう。
| NG質問例 | 私の将来はどうなりますか? |
| 解説 | 漠然としすぎた質問は抽象的な答えしか返ってきません。 |
| OK質問例 | 今の仕事を続けたほうがいいですか?など |
【実体験】タロット占いで答えにくかった質問
タロット占いで答えにくかった質問を受けることがあります。もちろん、出来る限りお断りします。
ただ、どうしても質問を受けざるを得ないことも多々あります。その場合の実例を1つ紹介して、どのように回答した実体験を紹介します。
| 質問 | 投資を考えています。AとBはどちらがいいですか? |
| 回答 | 占いは形式的に行えますが、それを投資判断の根拠にするのはおすすめできません |
| 解説 | 結果に対する責任の所在があいまいになりやすく、結果を過信して判断を占いに丸投げしてしまうリスクがあります |
| 再回答 | それでも占った結果としては、Aが〇〇%で、Bが〇〇%の良い結果として出ています。 |
| 解説 | (もしAが100%だとしても)あくまでも、どちらがいいかを決めつけないことです。これには異論があるかもしれませんが、占いにはどうしても限界があります |
どうしても答えにくい質問をされる場合には自分なりの回答パターンを作っておく方がいいでしょう。
もし、このような質問があった場合には逆にチャンスと捉えることも大切です。経験が何よりも占いスキルを上達させます。
良い質問ができる考え方・トレーニング
良い質問は意識するだけではなかなか上手になりません。そこは考え方やトレーニングを通じて、気づきや経験を得る事が大切です。
曖昧な質問から具体的な質問へ
一般的な方法は、5W1Hで穴埋めすることです。5W1Hとは、「誰が・何を・いつ・どこで・なぜ・どうやって」に当てはめます。
例:NG質問例「仕事はどうなりますか?」→OK質問例「今の職場で昇進できますか?」
自分の感情に沿って質問する
いきなり答えを求めずに、「今、私はどう感じているか」から始め、その感情に沿った問いに落とし込んでいきます。
例:「復縁できますか?」の前に「私は本当に何を望んでいるか?」を自問してから引く
ヒアリング→カード→深掘りの往復
ぼんやりとした相談内容は、占い師が自分で答えられる形にかみ砕く必要があります。それは状況のやりとりの中で質問を明確していきます。
例:「あなたはどうしたいですか?」と対話を繰り返し、その後にカードを引いて、出たカードに対してさらに問いを重ねるのが実践者の共通パターンです。
タロット占いでしてはいけない質問【禁忌】
タロット占いではしてはないけない質問(禁忌)があります。
ギャンブルの結果
ギャンブルの勝敗をタロットで占うのは避けるべきとされます。運や確率に左右される事柄は本来カードの示す「流れ」や「心理」とは性質が異なります。
占いは気持ちの整理や選択のヒントを得る手段であり、金銭的な賭け事の予測ツールとして使うのは本来の目的から外れています。
病気・健康についての断定
病気の診断や余命、治る治らないをタロットで占うのは危険です。占いはあくまで心理的・象徴的な示唆であり、医学的根拠は一切ありません。
深刻な結果が出ると不安が増幅し、逆に必要な受診や治療を遅らせる恐れもあります。
試験の合否の断定
「合格するか不合格か」を白黒はっきり占うことはおすすめできません。カード一枚で断定できるものではないからです。
占いは「今どう準備を進めるとよいか」「注意すべき点は何か」といった過程へのアドバイスとして活用するのが適しています。
金銭の具体的な二択
「株を買うべきか売るべきか」など、金額や取引の具体的な二択判断を占いに委ねるのは避けましょう。
占いは自分の心理的な傾向やリスクへの向き合い方を知るために使い、実際の投資判断は専門家の助言や自身の情報収集に基づいて行うべきです。
同じ質問の繰り返し
同じ質問を何度も占い直すのはタブーとされています。気に入らない結果が出るたびに占い直すと、そのうち都合の良い答えが出るまで続けてしまう依存が生まれます。
もし同じ質問を占いのであれば時間をあけるか、違う角度からの質問にしましょう。特に深夜に繰り返すことはやめておきましょう。
タロット占いの質問の仕方でよくある疑問
タロット占いの質問の仕方でよくある質問です。
占い師に質問を相談しながら決めてもいい?
もちろん相談者さまは自由に疑問を伝えてしていただいて構いません。その上で、占い師が具体的な質問に変えて占います。
質問が思いつかないときはどうする?
不思議と思われるかもしれませんが、質問が思いつかない相談者さまもいらっしゃいます。そういった方のために質問例を知っておくことが大切です。
例えば、占いで聞くことランキングなどを調べて知識として蓄えておくほうが、そういった状況に対応しやすくなります。
質問を紙やスマホに書いたほうがいい?
あらかじめ質問を書いておくと、自分が何に悩んでいるのかを整理しやすくなります。結果が出た後も記録として適してます。
頭の中だけで考えていると、「何を聞きたかったのか分からなくなった」「質問が途中で変わってしまった」ということがあります。
まとめ:質問の仕方で変わるメッセージ
今回のコラムでは「タロット占いの質問の仕方|当たる聞き方のコツ【初心者向け】」を紹介しました。
質問力の本質は「答えを引き出す力」ですが、タロットにおいては「自分の内省を促す問いを立てる力」と言い換えられます。
相手やカードに丸投げする質問ではなく、対話を通じて洞察を深める質問設計がタロット占いの核心です。


