「タロットカードの意味を覚えてはいけない」と聞いたことはありませんか?タロット占いを勉強すると頻出する一言です。
じゃあ、カードの意味を覚えないで「何を覚えればいいの?」「どうやって読み解けばいいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。
そこで、コラムではタロットカードの意味を覚えてはいけない理由に加えて、本当の読み方とコツを占い師が解説します。

七星 飛鳥(ななつぼし)
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「七星飛鳥」です。
過去に貴船神社(きふねじんじゃ)で不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットに出会って、恋愛・人間関係・仕事のご相談を中心に色々なお悩みに寄り添ってきました。
ただ、過去の私と同じように、タロット占いを始めたい、リーディングを向上したい、という方も多くいらっしゃると思います。
そういった方に向けて、タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
タロットカードの意味を覚えてはいけない理由
タロットカード占いで意味を覚えてはいけない理由は、「丸暗記に時間がかかる・パータン化して解釈の幅が狭まる・直感や洞察力が磨かれない」からです。
- 丸暗記に時間がかかる
- パターン化して解釈の幅が狭まる
- 直感や洞察力が磨かれない
丸暗記に時間がかかる
タロットカードの意味を覚えてはいけない理由は、自分でタロット占いができるまでに相当な時間がかかって途中で挫折するからです。
タロットカードは合計で78枚。その全てを覚えるのは大変で、さらに正位置と逆位置にもなると覚える意味が約2倍となりますよね。
パターン化して解釈の幅が狭まる
次に、タロットカードの意味を覚えてはいけない理由は、カード本来の解釈の幅を狭め、パターン化してしまうからです。
仮にカードの意味を1~2つ覚えても、それが恋愛や金運などの状況に合わせようとすると、解釈が窮屈になり柔軟性がなくなります。
直感や洞察力が磨かれない
最後に、タロットカードの意味を覚えてはいけない理由は、1つの意味にこだわると、直感や洞察力が磨かれないままになるからです。
タロット占いのスキルを上げるなら、直感や洞察力を重視すること。それが1つの意味に囚われると育てにくくなるでしょう。
では、タロットカードはどのようにして読み解けばいいのでしょうか。次に、プロの占い師が何を覚えて、どのようにリーディングするかを紹介します。
占い師が教えるタロットカードの読み方
タロットカードの読み方で重要なのは、絵柄から意味を読み解くことです。多くの人が絵柄ではなくキーワードを覚えようします。
しかし、残念ながらキーワードは絵柄には描かれていないことも少なくありません。これでは、ただの暗記作業になってしまいます。
せっかく絵に情報が描き込まれているのですから、まずはそこから意味を汲み取る方が自然で、直感的にも身につきやすいはずです。
どのようにタロットを読んでいるかを順番に紹介します。
絵柄から象徴的なシンボルを選ぶ
78枚のタロットカードの絵柄には、それぞれ人物や物のシンボルが描かれています。その絵柄のなかで象徴的なシンボルを選びます。
例えば、「愚者」であれば人物に目がいきがちですが、ここで注目するのが『前の崖』。この崖を象徴的なシンボルに選びます。
正位置と逆位置に共通の軸を決める
次に、タロットカードの絵柄の象徴的なシンボルを選んだら、正位置と逆位置の意味に共通する軸を決めることです。
先ほどの「愚者」であれば、『前の崖』に気づいているかどうか。これであれば、正位置と逆位置のどちらでも解釈に使えそうです。
共通する軸に沿って解釈する
共通する軸に沿って、正位置と逆位置の解釈を進めていきます。
先ほどからの「愚者」なら、正位置では『前の崖』に気づかない(自由・楽観的)、気づいていても飛び込む(勇気・挑戦・出発)となります。
それが逆位置になると『前の崖』に気づかない(無知・注意不足)、気づいていても飛び込む(無謀・軽率)という解釈になります。
こうすることで、1つ1つのキーワードを覚える必要はなく、その絵柄の象徴的なシンボルから解釈を広げることができます。
もし今まで「愚者」の意味を正位置なら「自由・挑戦」や、逆位置なら「無謀・無責任」とキーワードだけ覚えているようであれば止めましょう。
そもそもタロット占いはタロットカードを見て解釈するので、いちいちキーワードを覚える必要がなくなります。
この解釈を広げるプロセスが直感力や洞察力のもとになり、これからタロット占いを勉強しようとする方にとっては重要になります。
タロットカードの読み方のコツ
タロットカードの読み方のコツは、正位置と逆位置の共通する軸を中心に解釈することです。意味を覚えるわけではありません。
その上で、タロットカードの読み方のコツを知っておくと、解釈の幅が広がります。
絵柄に共通するシンボルを知る
絵柄の象徴的なシンボル以外にも、カードには城や山々、橋、背景の色などの共通する様々な物が描かれています。
例えば、城は「安定」、山々は「困難」、橋は「ゴールへの途中」、背景の黄色は「幸福・喜び」などです。
そういったカードの共通するシンボルの意味を知っておくと、色々なカードに応用できるのと同時に解釈の幅を広げる助けになります。
人物の絵柄なら動作や顔に注目する
絵柄の多くには人物が描かれています。もし人物が描かれていたら、手の動きなどの動作や顔の向きも解釈のひとつとして利用できます。
例えば、「魔術師」は両手が平行で(天と地)や(理想と現実)を表したり、「悪魔」は男女の合わない目線が(すれ違い)と解釈できます。
絵柄に人物が描かれていたら、どのような意味があるのかを興味を持って気にすることです。軸の意味を補強したり、新たな解釈を生みます。
逆位置は単純に悪い事ではない
タロットカードの読み方で一番難しいと言われるのが、逆位置の解釈。逆位置は正位置の逆だから単純に悪いと決めつけないことです。
例えば、天に虹がかかる下で家族が楽しそうにしている「カップ10」が出たら、正位置は「幸せ」、逆位置は「不幸」と読まれがちです。
本質は『虹にかかる橋』のように「幸せをつなげて循環させているか」がテーマ。逆位置なら「何かが中断させて停滞させている」とも解釈できます。
複数カードを組み合わせて読むコツ
タロット占いをやる上で欠かせないのが、複数カードを組み合わせて読み解くコツです。
1枚だけのワンカードでは足りない解釈を複数カードを使うことで解釈の幅や精度を高めるのに適しています。
スプレッドごとの読み方の違い
スプレッドとはカードの配置方法のことで、位置ごとに意味が変わります。スプレッドの種類によって解釈しやすくなります。
例えば、タロットカードを3枚を使うスリーカードなら「過去・現在・未来」のようにテーマにそって解釈できます。
それ以外にもスリーカードやケルト十字など、代表的なスプレッドの型を覚えると読み解きがぐっとスムーズになります。
カード同士のつながりの読み方
複数枚読みでは、隣り合うカードの意味を関連づけて解釈することが大切です。単体の意味を並べるだけでは、メッセージ全体が見えてきません。
例えば同じスートやアルカナが続く場合、そのテーマが強調されていると考えられます。逆に対照的なカードが並ぶ場合は、葛藤や変化を示すサインです。
カード同士の物語をつなげて読むことで、一枚では気づけない深いメッセージを読み取れるようになります。
もう1枚カードを追加で引く読み方
逆位置のカードは意味の幅が広く、1枚だけでは解釈に迷うことがあります。そんなときは「補足カード」としてもう1枚引く方法が有効です。
例えば逆位置の「回復」なのか「さらに傷つく」なのか判断がつかない場合、追加の1枚がそのどちらに近いかを示すヒントになります。
追加カードはあくまで補助的な役割です。元のカードの意味を置き換えるのではなく、方向性を絞り込むために活用しましょう。
タロットカード占いのよくある質問
タロットカード占いのよくある質問をまとめてみました。
タロット占いはやりすぎると危ない?
タロットカードをやりすぎると、逆効果になる・依存しやすい・タロット占いばっかりを見るという危険なことも。やめたほうがいい事も把握しておきましょう。
タロット占いのからくりは?
タロット占いのからくりは、占い師が誰にでも当てはまるようなことを言っている、相談者からリーディングの結果に実例をあてはめている、とも言われています。
タロットでやってはいけないことは?
タロットカードでやってはいけないことは、同じ質問を何度も繰り返して占うことや深夜に占うことです。極端になると占いに依存してしまう可能性があるので危険です。
まとめ:タロットは共通する軸で覚える
今回のコラムでは「タロットカードの意味は覚えてはいけない?本当の読み方とコツ」を紹介しました。
タロットカード占いで意味を覚えてはいけない理由は、丸暗記に時間がかかって途中で挫折したり、解釈がパータン化してしまい、直感や洞察力が磨かれなくなるからです。
プロの占い師によるタロットカードの読み方は、絵柄に注目して正位置と逆位置の軸を決め、周囲のシンボルの意味を含めて解釈することです。
タロットカードの意味をキーワードとして覚えるのは、実はタロット占いの本質を見落としていることにつながっています。


