タロットカードの「月」を一言で表すと、『顔のある月』を見れてる?と問いかけてくるカードです。
ただ、いざリーディングすると「正位置・逆位置でどう解釈する?」「じゃあ、どうすればいい?」と悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、本コラムでは「月」の正位置と逆位置の意味に加えて、恋愛・仕事・金運・人間関係の解釈とアドバイスを解説します。

七星 飛鳥(ななつぼし)
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「七星飛鳥」です。
過去に貴船神社(きふねじんじゃ)で不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットに出会って、恋愛・人間関係・仕事のご相談を中心に色々なお悩みに寄り添ってきました。
ただ、過去の私と同じように、タロット占いを始めたい、リーディングを向上したい、という方も多くいらっしゃると思います。
そういった方に向けて、タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
タロット「月」の基本的な意味

「正位置」の基本的な意味
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「月」の正位置は、曖昧さや不確かさの中で、見通せない状況状態を意味します。正体が見えない不安や迷いを表しています。
絵柄の『顔のある月』に照らされ不安の中を進み、見えない道を直感で探っていくように根拠のない不安で判断が鈍っています。
今は事実が明らかになるまで重要な決断は避けたり、自分自身の思い込みに引っ張られていたりすることを自覚する時期です。
今は直感や創造が冴えますが、不安や心配事があれば、夜が明けて太陽が昇るのを待つように今は状況をじっと静観しましょう。
七星飛鳥悩みや不安の問題は実は幻なのかもしれません
「逆位置」の基本的な意味
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「月」の逆位置の意味は、不安がピークに達し現実を見失いがちですが、徐々に状況が明確になる成長のサインです。
それは徐々に霧が晴れていき、根拠のない思い込みからようやく進むべき道や確かな現実が目の前に見え始めるタイミングです。
根拠のない思い込みや過去のトラウマから解放される今こそ、客観的な視点を取り戻して探求することで自己成長につながるでしょう。
ただし、霧が晴れると今まで見えなかった相手のリアルな本音とか隠されていた事実まで、良くも悪くも全部見えてしまいます。本当の勝負はここからです。
七星飛鳥曖昧なままで済ませておくと危険ですね
なお、他のカードを知りたい方は、タロットカード意味一覧・早見表もご覧ください。

恋愛における「月」の解釈・アドバイス

「正位置」現在の関係性と今後の方針
| 正位置 |
|---|
| 極度の不安に陥る|根拠のない思い込み|秘密や隠しごと|感情に流されやすい|決断ができない |
「月」の正位置が恋愛で出た意味は、極度の不安に陥り、根拠のない思い込みによって秘密や隠しごとを疑う状況を意味しています。
相手の気持ちははっきりと見えず、何を考えているのか読み取りにくい可能性があります。事実を確認せずに行動すると破綻する恐れも。
独身なら出会いはあっても本心が見えづらく、疑心暗鬼になりやすく、パートナーがいるなら、不安やすれ違いが生じやすいでしょう。
今は夜の感情に流されやすい時期でもあるため、大切な決断ができない恐れがあります。何か違和感や、逆に惹かれる感覚を持っているかも。
正位置のアドバイス
- 不安や憶測に流されない
- 事実を時間をかけて確認していく
- まだ見えていないものがないか探す
「月」の正位置が恋愛で出た時のアドバイスは、不安や憶測に流されすぎず、事実を時間をかけて確認していくことです。
不安や心配で思い込みや切羽詰まった状況にいるかもしれません。隠し事や誤解など、まだ見えていないものがないか探してみましょう。
七星飛鳥『顔のある月』にモヤがかかって、はっきり見えてないようです
なお、状況別に相手の気持ちの解釈を知りたい方は、逆位置の後の別コラムをご覧ください。
「逆位置」現在の関係性と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 不安や混乱の解消|現実を直視する|冷静に判断できる|一時的なショック|転換の分岐点 |
「月」の逆位置が恋愛で出た意味は、不安や混乱が解消され、現実を直視し、冷静に判断ができるようなったことを表します。
相手の気持ちは迷いや曖昧さがなくなり、はっきりとした答えを見出そうとしている可能性があります。決断が迫っているかもしれません。
独身なら不安や疑念が、少しずつ解消されていく時期。パートナーがいるなら、誤解が解けて理解へとつながっていくでしょう。
今は真実が明らかになる過程で、一時的にショックを受ける恐れも。良い方向に向かうか、混乱がさらに深くなるかの分岐点です。
逆位置のアドバイス
- 感情的な混乱に流されない
- 受け止めた上で今後のことを冷静に考える
- どのように行動するかが大切
「月」の逆位置が恋愛で出た時のアドバイスは、感情的な混乱に流されず、受け止めた上で今後のことを冷静に考えることです。
今は必ずしも良い方向に向かうとは限りません。真実が明らかになって、今後どのように行動するかは、あなた次第とも言えます。
七星飛鳥『顔のある月』のモヤがはれた今、明るい未来か、厳しい現実か、それを受け止める勇気が大切です
なお、片思い・相性・結婚・復縁の相手の気持ちを知りたい方は、【相手の気持ち】月の正位置・逆位置の意味と恋愛アドバイスをご覧ください。

仕事における「月」の解釈・アドバイス

「正位置」仕事の状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 先行きが分からない|誤解や隠れた問題|不安や悩み|根拠のない不安|周囲の意見に過敏 |
「月」の正位置が仕事で出た意味は、先行きが分からず、誤解や隠れた問題が表面化して不安や悩みが判断を鈍らせて成果の停滞することを表します。
仕事の状況は、プロジェクトの進行が不透明で関係者の意図や本音が読みにくく、情報共有が不十分で混乱が生じやすい可能性があります。
転職や独立は今はまだタイミングとして判断材料が足りず、情報を集める時期。職場の人間関係は誤解やすれ違いで疑心暗鬼になっています。
噂や情報に踊らされ、根拠のない不安で思い込みに振り回されたり、周囲の意見に過敏になり、何が正しい判断なのか見極めが難しくなります。
正位置のアドバイス
- 無理に答えを出そうとしない
- 一つ一つ状況を確認しながら変化を待つ
- 情報収集と準備の期間だと考える
「月」の正位置が仕事で出た時のアドバイスは、無理に答えを出そうとせず、一つ一つ状況を確認しながら変化を待つことです。
今は不安と迷いの霧にいる状態。ただ、霧はいずれ晴れるものだと捉え、今は情報収集と準備の期間だと考えると良いでしょう。
七星飛鳥『顔のある月』が霧という不安や悩みで見えにくくなっています
「逆位置」仕事の状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 根拠のない不安や噂|正しい判断ができず|真実が明らかになる|好転するサイン|さらなる問題が露見 |
「月」の逆位置が仕事で出た意味は、根拠のない不安や噂に振り回され続け、正しい判断ができないか、霧が晴れて真実が明らかになる転換期を表します。
仕事の状況は真実が明らかになる過程で、一時的に厳しい現実に直面する可能性があります。ただ物事が好転し始めたともいえます。
転職や独立は不安の正体が分かり、決断しやすくなる時期。職場の人間関係は誤解が解け、本音で話し合える関係が改善に向かいます。
今は進むべき方向が見え始める好転のサインとなるか、まだ霧の中で彷徨って抜け出せない状態。さらなる問題が露見し停滞することも。
逆位置のアドバイス
- 小さな変化を見逃さない
- タイミングを見誤らずに少しずつ行動する
- 見えてきた現実を受け止めて判断する
「月」の逆位置が仕事で出た時のアドバイスは、小さな変化を見逃さず、タイミングを見誤らずに少しずつ行動することです。
見えてきた現実を受け止め、今動くべきなのか、止まって仕事に必要な情報収集するべきなのかを判断して次の行動へとつなげていきましょう。
七星飛鳥『顔のある月』が見えてきたか、見えたからこそ恐れているかで
なお、転職・独立・人間関係など状況別に詳しく知りたい方は、【仕事運】タロット「月」の正位置・逆位置の意味とアドバイスをご覧ください。

金運における「月」の解釈・アドバイス
タロットの「月」が出た時、金運における意味・アドバイスをお伝えします。
| 正位置 | 逆位置 |
|---|---|
| 不透明な見通し 予期しない出費 誤解やリスク | 不安や混乱が解消 状況が安定に向かう 未完全な安定 |
「正位置」経済的な状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 不透明な見通し|予期しない出費|誤解やリスク |
「月」の正位置の金運は、不透明な見通し、予期しない出費を意味しています。金銭に関する状況が分からない状況で、誤解やリスクが生じています。
このカードは状況を正確に把握した上で慎重に行動することが求められ、直感を頼りつつも現実的な視点を忘れないことがメッセージです。
正位置のアドバイス
- 無駄な出費を避ける
- 状況を正確に把握
- 直感を信じ現実的に
「逆位置」経済的な状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 不安や混乱が解消|状況が安定に向かう|未完全な安定 |
「月」の逆位置の金運は、不安や混乱が解消され、問題が解決に向かう兆しを示しています。それは見えない問題が明らかになり、現実的な視点を取り戻すことを表しています。
このカードは不安や混乱が和らぎを示しますが、完全な安定を得るためには引き続き現実的な視点を持ち、慎重に行動することが求められます。
逆位置のアドバイス
- 問題を冷静に捉える
- 慎重に行動を起こす
- 引き続き注意を払う
人間関係における「月」の解釈・アドバイス
タロットの「月」が出た時、人間関係における意味・アドバイスを紹介します。
| 正位置 | 逆位置 |
|---|---|
| 本音が見えにくい 不安が生じやすい 一時的に不安定 | 混乱や不安の解消 心が落ち着く 前に進める時期 |
「正位置」人間関係の状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 本音が見えにくい|不安が生じやすい|一時的に不安定 |
「月」の正位置の人間関係は、相手の本音が見えにくくなり、不安が生じやすい時期を意味しています。誤解した判断で一時的に不安定になるかもしれません。
ただ、冷静さを保つことで、誤解や不安を乗り越えることができるでしょう。相手との信頼関係を強化するために、対話と理解を大切にすることが求められています。
正位置のアドバイス
- 冷静な判断で対応
- 誤解を解く努力
- 対話と理解を大切に
「逆位置」人間関係の状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 混乱や不安の解消|心が落ち着く|前に進める時期 |
「月」の逆位置の人間関係は、混乱や不安の解消、明るい兆しが見えてきていることを意味しています。心が落ち着く時期です。ただし、完全に問題が解決されたわけではありません。
状況が明確になりつつある今、現実的な視点で相手との関係を見つめ直し、現実に即した判断をすることが求められます。この機会を関係を深めるための努力を続けることが大切でしょう。
逆位置のアドバイス
- 良い機会を活かす
- 関係を見つめ直す
- 関係を深める努力
「月」のリーディングのコツ
これまでの私の経験をもとに「月」が出た時、リーディングの独自のコツをお伝えします。
一言で表すと?
タロットカードの「月」を一言で表すと、『顔のある月』を見れているかどうかです。
正位置と逆位置の共通の軸となるキーワードは『顔のある月』。
正位置では『顔のある月』に照らされ不安の中を進み(不安・幻惑)、見えない道を直感で探っていく(潜在意識・迷い)を表します。
それが逆位置になると『顔のある月』の光が陰り不安が増してしまう(混乱・悪化)か、月が晴れ始め霧が少しずつ晴れていく(解消・気づき)状態を表します。
どちらも、見えないものへの不安をどう乗り越えられるかという直感の力を象徴しています。
絵柄の意味
「月」の絵柄の意味は、幻想と無意識を象徴し、闇の中に潜む不安や隠れた真実が揺らめく神秘を表しています。

絵柄には、不安げな表情を浮かべた大きな月のもとで、犬と狼が向かって遠吠えをし、池からはザリガニが這い上がろうとしながら、その先には頼りない月明かりに照らされた1本の細道が伸びています。
道の両脇に立つ2本の塔が現実と精神の境界を示し、はっきりとは見えない先行きの中でも直感だけが頼りになる、曖昧で不安定な心の状態を静かに物語っているでしょう。
それでは、それぞれの絵柄のシンボルの意味を下記の表で示してみました。
| シンボル | キーワード |
|---|---|
| 数字「18」 | 不安・曖昧さ・心の揺らぎ |
| 顔のある月 | 不安・曖昧さ・移ろう心 |
| 犬 | 知性・理性・文明的な側面 |
| 狼 | 本能・野性・抑えきれない感情 |
| ザリガニ | 潜在意識・心の奥の恐怖・未熟な感情 |
| 1本の細道 | 見通しの悪さ・不確かな進路 |
| 2本の塔 | 現実と精神の境界・アンバランスさ |
| 背景の色(ブルー) | 深夜・神秘性・不確実な静寂 |
逆位置の読み解き方
「月」の逆位置の読み解き方は、不安や幻惑が晴れて『顔のある月』を生き物が見下ろしているか、幻の『顔のある月』をまだ見ているかです。
補足:逆位置では構図上、生き物が月を見下ろす形になります。
それは混乱や恐れの霧が晴れて、ようやく輪郭がはっきり見えはじめているか、まるで水面に映ったような幻影をまだ見ているのかです。
結果として、冷静さを取り戻して判断ができて次に進めるか、思い込みや誤解を重ねて現実とのズレが広がるかもしれません。
読み解く際には、明らかになることが必ずしも良いこととは限らないことや、まだ見えていない部分が残っている可能性を意識しましょう。
もしアドバイスするなら、「逆位置は解決の完了ではない」ことです。少しずつ受け入れることで、心の整理が進んでいきます。
七星飛鳥『顔のある月』が心の内面を明らかにしているようですね
占星術との関連性(飛ばしてもOK)
タロットの月は、魚座(Pisces)に対応しています。
魚座は夢想的なエネルギー・直感力・曖昧さ・感受性を象徴し、月の「不安と幻想」「無意識の探求」「直感と迷い」「隠された真実」という意味とぴったり対応しています。
他のカードとの組み合わせ
月と他のカードの基本的な意味と組み合わせると、以下のように解釈しやすくなります。
| 組み合わせるカード | 正位置 | 逆位置 |
| 大アルカナ | 見えない不安・迷宮入り・欺瞞 | 嘘が晴れる・不安の解消・現実直視 |
| カップ | 感情の揺らぎ・妄想・秘密の恋 | 迷いからの目覚め・本心の自覚 |
| ソード | 猜疑心・誤解による混乱・ | 誤解が解ける・冷静な状況把握 |
| ペンタクル | 見通しの甘さ・隠れたリスク | 財政の安定化・計画の修正 |
| ワンド | 目標の喪失・先行き不透明な挑戦 | 迷いの払拭・再び前進する意欲 |
「月」が出た時のよくある疑問
「月」が出た時のよくある質問と回答をまとめてみました。
- 同じカードが連続して出る意味は?
-
月の正位置では不安や迷いがさらに深まり、逆位置では徐々に真実が明らかになり、不安から解放されていく過程を示します。
- カードが出た時のタイミングや時期は?
-
月の正位置なら焦らず状況を見極め、直感を信じて慎重に進むべきで、逆位置なら不安が晴れてきたタイミングで具体的な行動を起こすことです
- カードが出た時の最終結果は?
-
月の正位置では不安を乗り越えて直感力が高まり、深い洞察を得ることを、逆位置では誤解や不安が解消され、明確な方向性が見えてくることを示します。
まとめ:「月」が出た時のメッセージ
今回のコラムでは「タロット【月】の意味|正位置・逆位置の解釈とアドバイス」を紹介しました。
タロットカードの「月」は、見えない先行きへの不安や迷いと、それらを乗り越えた先にある精神的な気づきを教えてくれるカードです。
正位置の意味:不安、迷い、見通しの悪さ、潜在意識
逆位置の意味:不安の解消、現実が見える、誤解が解ける、徐々に好転
「月」が現れたときは、その先行き不透明な状況が、周囲からは「優柔不断」「現実逃避」と捉えられてしまうリスクも含んでいます。
アドバイスは暗闇の中でも自分の直感を信じつつも現実の状況をよくみること。一度立ち止まって心の中を整理する機会を与えてくれていると考えてみましょう。

