タロットカードの「塔」を一言で表すと、『両手』は降参?万歳?と問いかけてくるカードです。
ただ、いざリーディングでは「正位置・逆位置でどう解釈を分ければいい?」「じゃあ、どうすればいいの?」と悩む方も多いはず。
そこで、本コラムでは「塔」が出た時の正位置と逆位置の基本的な意味に加えて、恋愛・仕事・金運・人間関係の解釈とアドバイスを分かりやすく解説します。

七星 飛鳥(ななつぼし)
タロット占い師・霊感占い師
プロフィール
占い師として活動している「七星飛鳥」です。
過去に貴船神社(きふねじんじゃ)で不思議な体験をして霊感を感じ、直感力を身に付けました。
タロットに出会って、恋愛・人間関係・仕事のご相談を中心に色々なお悩みに寄り添ってきました。
ただ、過去の私と同じように、タロット占いを始めたい、リーディングを向上したい、という方も多くいらっしゃると思います。
そういった方に向けて、タロットカードの意味・タロット占いのやり方・タロットカードの学び方をお伝えしています。
タロット「塔」の基本的な意味

「正位置」の基本的な意味
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「塔」の正位置は、予期しない変化で痛みや困難を伴うことを意味します。積み上げてきたものの崩れ、一時的な混乱に落ちることを表します。
絵柄の『両手』を思わず突き上げ降参して諦め、積み上げてきたものを一気に失っていく混乱や避けられない現実との直面を表します。
ただし予兆なく訪れる変化のため、心の準備が難しく、抵抗しても止められない状態ですが、必要な崩壊であるケースが多いでしょう。
雷が落ちているのは、あなたではなく固執や執着を示す「塔の王冠」。大きな転機は囚われない自由への兆しとも捉えられます。
七星飛鳥神様がもういいでしょ、と力ずくで塔をぶっ壊しに来てくれたと思いましょう
「逆位置」の基本的な意味
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「塔」の逆位置は、回復の兆しか、変化への抵抗や崩壊の先延ばしを意味します。転換のチャンスか、実は表面化していない問題が残っていることを表しています。
それは未だに不穏な空気が漂っていて完全に心が休まらない不安定な状態で停滞し、変化が遅れているだけかもしれません。
絵柄の『両手』でやっと諦めがついて前に進めることに万歳しているか、まだ万歳できずにしがみつこうとあがている状態ともいえます。
崩壊した後の片付けが再生の始まりを表している場合もあります。その時こそ成長するチャンスととらえることが大切です。
七星飛鳥逆位置は人が解放されて万歳しているようにみえます
なお、他のカードを知りたい方は、タロットカード意味一覧・早見表もご覧ください。

恋愛における「塔」の解釈・アドバイス

「正位置」恋愛の状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 突然の別れや終わり|予期しない出来事|避けられない変化|行動できず停滞する|激しい衝突になる |
「塔」の正位置が恋愛で出た意味は、突然の別れや終わりを表し、予期しない出来事によって変化を避けられない状態を示しています。
相手の気持ちは突然の変化や衝撃的な状況に、大きな動揺を感じている可能性があります。隠された真実が明らかになるかもしれません。
独身なら今までの恋愛観や価値観が根底からひっくり返り、動けない状態。パートナーがいるなら、価値観の問題が表面化しています。
衝撃的な出来事にショックに行動が起こせず停滞したままになる恐れや、不満や問題が一気に噴出し、激しい衝突になることも。
正位置のアドバイス
- 思い込みの崩壊は終わりと考えない
- 新しく築き直すための必要なプロセスと考える
- 素直に受け入れることも必要かも
「塔」の正位置が恋愛で出た時のアドバイスは、思い込みの崩壊は終わりではなく、新しく築き直すための必要なプロセスと考えることです。
今起きているか、これから起きる出来事は辛くても、あなたに大切な真実を気づかせるためにあります。素直に受け入れることも必要かもしれません。
七星飛鳥絵柄の『両手』は降参して諦めているように見えますが、力でしがみつくのをやめて次に進むサインです
なお、状況別に相手の気持ちの解釈を知りたい方は、逆位置の後の別コラムをご覧ください。
「逆位置」恋愛の状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 変化や崩壊の遅れ|問題の無視や逃避|緊張や不安が渦巻く|現状維持へ固執|心を閉ざしている |
「塔」の逆位置が恋愛で出た意味は、変化や崩壊が遅れて、問題の無視や逃避する緊張や不安が渦巻いている状態を示しています。
相手の気持ちは表面上は平静を装いながら、内心では大きな不安や緊張を抱えている可能性があります。問題はまだくすぶっています。
独身なら過去の問題を先延ばしにして、新しい恋愛に向かえない状態。パートナーがいるなら、向き合うべき問題を避け続けて、いずれ表面化しそうです。
今は変化への抵抗で現状維持へ固執することで、見て見ぬふりをしてます。傷つくことを恐れて心を閉ざすことが関係の発展を妨げている恐れがあります。
逆位置のアドバイス
- 問題を無視したり決断を先延ばししない
- 事実を認めて向き合うようする
- 崩壊を早めに気づいて対応する
「塔」の逆位置が恋愛で出た時のアドバイスは、問題を無視したり決断を先延ばしにせずに、事実を認めて向き合うようすることです。
逆位置は崩壊を免れたわけではなく、早めの気づいて対応することで、影響が小さくなるか、早く終わらせることができるとも受け取れます。
七星飛鳥絵柄の『両手』は崩壊に早く気づけたという喜びの万歳を表しているかも
なお、片思い・相性・結婚・復縁の相手の気持ちを知りたい方は、【相手の気持ち】塔の正位置・逆位置の意味と恋愛アドバイスをご覧ください。

仕事における「塔」の解釈・アドバイス

「正位置」仕事の状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 突然の衝撃的な変化|一時的な混乱と停滞|やり方が覆される|無理に抵抗する|流れは変えられない |
「塔」の正位置が仕事で出た意味は、突然の衝撃的な変化が一時的な混乱による停滞を起こし、今までのやり方が覆されることを示しています。
仕事の状況は予測できない出来事が起こったり、見逃してきた問題が一気に表面化する可能性があります。
転職や独立は今の仕事を離れざるを得ないか、将来を恐れて次に進めない状態。職場の人間関係は対立や不満が、突然表面化します。
ただし無理に抵抗しても流れは変えられないため、無理に取り繕おうとするとかえって問題が広がる恐れがあります。
正位置のアドバイス
- 抵抗し続けることはやめる
- どのように受け入れて活かすかに意識を向ける
- 本当に必要な変化への気づきが得られる時期
「塔」の正位置が仕事で出た時のアドバイスは、抵抗し続けることはやめて、どのように受け入れて活かすかに意識を向けることです。
崩壊は見せかけの安定から本来の姿に戻るための必要なプロセスと考え、本当に必要な変化への気づきが得られる時期です。
七星飛鳥『両手』は素直に降参して、次に進むことを表しているようです
「逆位置」仕事の状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 問題の先延ばし|変化への抵抗|立ち直る兆しだけ|混乱や不安定が継続|変化を恐れて停滞 |
「塔」の逆位置が仕事で出た意味は、問題を先延ばして変化への抵抗しつつも、混乱から立ち直る兆しだけが見えていることを示しています。
仕事の状況は、トラブルや変化の後処理に追われているか、本来対処すべき問題を先送りにしている可能性があります。
転職や独立は本来変化すべきタイミングを逃し、決断ができない状況。職場の人間関係は、崩れた関係を無理に取り繕っているかも。
今は立て直しがうまく進まず、いつまでも混乱や不安定さが続いている状態。必要以上に変化を恐れて停滞しているようです。
逆位置のアドバイス
- 問題を見て見ぬふりをしない
- 自らの意志で小さなことから解決する
- 解決の糸口が見つかった転換点と考える
「塔」の逆位置が仕事で出た時のアドバイスは、問題を見て見ぬふりをしないで、自らの意志で小さなことから解決していくことです。
正位置の崩壊は外側からの思いがけない問題ですが、逆位置は内側(自分の心の問題)の問題。解決の糸口が見つかった転換点と考えましょう。
七星飛鳥『両手』は原因が自分にあることが分かって万歳をしているのかも
なお、転職・独立・人間関係など状況別に詳しく知りたい方は、【仕事運】タロット「塔」の正位置・逆位置の意味とアドバイスをご覧ください。

金運における「塔」の解釈・アドバイス
タロットの「塔」が出た時、金運における意味・アドバイスをお伝えします。
| 正位置 | 逆位置 |
|---|---|
| 予期しない損失 安定が崩れる変化 短期的には厳しい | 危機や問題の回避 状況が停滞する 機会が訪れる予兆 |
「正位置」経済的な状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 予期しない損失|安定が崩れる変化|短期的には厳しい |
「塔」の正位置の金運は、大きな損失・予期しない出費をもたらすことを意味しています。それは金銭的な安定が崩れる変化を示し、同時に新たな機会が生まれる予兆です。
短期的には厳しいかもしれませんが、不安や混乱を経て、新たな視点や方向性が現れるを我慢して待つことも今は大切です。
正位置のアドバイス
- 変化に備え準備する
- 問題に柔軟に対応
- 忍耐強く変化を待つ
「逆位置」経済的な状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 危機や問題の回避|状況が停滞する|機会が訪れる予兆 |
「塔」逆位置の金運は、危機や問題を避けられることができる可能性を意味しています。これは状況が停滞している状態で、問題が長引くかもしれません。
ただし、直面していた問題や不安が鎮静化しているともいえます。変化や突然の出来事が必ずしも悪い影響を与えるとは限りません。いずれ良い機会が訪れる予兆を表しているでしょう。
逆位置のアドバイス
- 問題を未然に防ぐ
- 変化に抵抗しない
- 良い機会を逃さない
人間関係における「塔」の解釈・アドバイス
タロットの「塔」が出た時、人間関係における意味・アドバイスをお伝えします。
| 正位置 | 逆位置 |
|---|---|
| 誤解や対立が表面化 過去の問題が再発 新たな視点の出現 | 誤解からくる混乱 関係が停滞する 絆が試される時期 |
「正位置」人間関係の状況と注意点
| 正位置 |
|---|
| 誤解や対立が表面化|過去の問題が再発|新たな視点の出現 |
「塔」の正位置の人間関係は、誤解や対立が表面化、過去の問題が再発することを意味しています。その結果、人間関係に激変が起こり、改善に困難や遅れが生じるかもしれません。
しかし、その変化は新たな視点の出現ととらえることもできます。パートナーや周囲の理解を得るきっかけにして、再び関係を築く機会と前向きにとらえましょう。
正位置のアドバイス
- 状況を客観的に見る
- 新しい状況に適応
- 変化を受け入れる
「逆位置」人間関係の状況と注意点
| 逆位置 |
|---|
| 誤解からくる混乱|関係が停滞する|絆が試される |
「塔」の逆位置の人間関係は、コミュニケーションの不足や誤解からくる混乱を意味しています。します。ただし、相手の感情を理解することで、危機を回避するチャンスとなります。
ただ、変化を受け入れないことで関係が停滞する可能性があります。この逆境を乗り越えることができれば、関係は一層強固なものになるでしょう。貴重な絆が試される時期です。
逆位置のアドバイス
- 兆候を早めに気づく
- 状況に応じ対応する
- 絆を再確認する
「塔」のリーディングのコツ
これまでの私の経験をもとに「塔」が出た時、リーディングの独自のコツをお伝えします。
一言で表すと?
タロットカードの「塔」を一言で表すと、『両手』は降参なのか?万歳なのか?です。
正位置と逆位置の共通の軸となるキーワードは『両手』。
正位置では『両手』を思わず突き上げ崩壊に翻弄され(衝撃・崩壊)、積み上げてきたものを一気に失っていく(破壊・混乱)を表します。
それが逆位置になると『両手』を上げて前に進める(諦め・回避)か、崩壊を恐れてしがみついている(停滞・軽減)状態を表します。
どちらも、崩壊が起こった時にどう受け止め、どう乗り越えるかが問われています。
絵柄の意味
「塔」の絵柄の意味は、崩壊と覚醒を象徴し、誤った基盤が雷によって打ち砕かれ真実が露わになる変革を表しています。

絵柄には、崖の上にそびえる高い塔に黄金の雷が直撃し、頂上の王冠が吹き飛び、炎が上がる窓から2人の人物が逆さまに投げ出されている様子が描かれています。
旧約聖書のバベルの塔を思わせるこの構図が、傲慢さや思い込みによって積み上げたものは必ず崩れ去り、その破壊の先にこそ真の解放と再生があることを力強く示しているでしょう。
それでは、それぞれの絵柄のシンボルの意味を下記の表で示してみました。
| シンボル | キーワード |
|---|---|
| 数字「16」 | 破壊・変革・魂の成長 |
| 人物像(2人) | 危機は万人に平等・転落・強制的な解放 |
| 塔(バベルの塔) | 積み上げた価値観・プライド・固定概念 |
| 黄金の雷 | 突然の衝撃・天からの警告・ひらめき |
| 吹き飛ぶ王冠 | 権威の崩壊・地位の喪失・傲慢さへの報い |
| 炎を上げる窓 | 顕在化・隠し事の暴露・燃え尽きる過去 |
| ヨッドの火の粉 | 神の創造エネルギー・破壊の中の再生の種 |
| 背景の色(ブラック) | 深い闇・未知への恐れ・嵐の夜 |
逆位置の読み解き方
「塔」の逆位置の読み解き方は、塔の崩壊で『両手』で「降参」をしているか、解放されて「万歳」をしているかです。
それは崩壊に打ちのめされて内側から崩れて受け入れることができないか、壊れたことで逆に身軽になって次へ向かえている状態です。
結果として混乱や喪失感で成果の遅れや関係の停滞を招くかも。ただ、壊れたことで新しい流れに自然と乗り始めるとも言えます。
読み解く際には、正位置の外からの衝撃が弱まったわけではなく、内側の「降参」と「万歳」のどっちなのかを見極めることを意識しましょう。
もしアドバイスするなら、「降参でも万歳でも、次への第一歩となる」こと。転換点には変わりありません。
七星飛鳥落雷は「もらい事故」のようなもの。避けられない変化にどう対応するかです
占星術との関連性(飛ばしてもOK)
タロットの塔は、火星(Mars)に対応しています。
火星は突発的なエネルギー・破壊力・行動力・戦いを象徴し、塔の「突然の変化」「破壊と再生」「既存の構造の崩壊」「強制的な変革」という意味とぴったり対応しています。
他のカードとの組み合わせ
塔と他のカードの基本的な意味と組み合わせると、以下のように解釈しやすくなります。
| 組み合わせるカード | 正位置 | 逆位置 |
| 大アルカナ | 予期せぬ大変動・リセット | 破滅の回避・じわじわと続く変化 |
| カップ | 感情の激変・突然のショック | 未練からの脱却・静かな心の再生 |
| ソード | 突然のトラブル・価値観の崩壊 | 最悪の事態の回避・現状把握 |
| ペンタクル | 財政基盤の崩壊・急な環境の変化 | 損失の最小化・徐々に進む再建 |
| ワンド | 衝動的な衝突・突然の計画頓挫 | トラブルの収束・湧く意欲 |
「塔」が出た時のよくある疑問
「塔」が出た時のよくある質問と回答をまとめてみました。
同じカードが連絡して出る意味は?
塔の正位置では変化が重なり合い、人生の転換期が訪れていることを表し、逆位置では危機からの回復が段階的に進んでいることを示します。
カードが出た時のタイミングや時期は?
塔の正位置なら崩壊を受け入れて再構築を始めるべきで、逆位置なら最悪の事態を避けるための予防策を講じることです。
カードが出た時の最終結果は?
塔の正位置では真実が明らかになり新たな基盤を築くことを、逆位置では大きな危機を回避するか、ダメージを最小限に抑えられることを示します。
「塔」の正位置と逆位置の違いは?
正位置は「外側から受ける避けられない衝撃」、逆位置は「内側から崩壊する衝撃」。まるで、もらい事故と自分が原因で事故を起こしている違いといえます。
そのため、正位置では「素直に受け入れて次に進むこと」、逆位置では「まず原因の固執や執着を手放す」ことが必要になります。
まとめ:「塔」が出た時のメッセージ
今回のコラムでは「タロット【塔】の意味|正位置・逆位置の解釈とアドバイス」を紹介しました。
タロットカードの「16:塔」の正位置は「衝撃・崩壊」「破壊・混乱」、逆位置は「諦め・回避」「停滞・軽減」を意味します。
| 正位置 | 逆位置 |
|---|---|
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愚者が出たら「始まり・可能性」を意識し、カードに描かれた『前の崖』に気づいているか・いないかを軸に解釈するのがポイントです。

